平成28年5月23日(月)に「第18回姶良地区糖尿病医療連携協議会学術講演会」が、かごしま空港ホテルで開催されました。
特別講演
座 長:
姶良地区内科医会 会長 林 芳郎 先生
演 題:
「フレイルと高齢者糖尿病の管理」
演 者:
九州大学大学院医学研究院
老年医学 講師 大中 佳三 先生
高齢者糖尿病の治療においては、フレイルとサルコペニアの頻度が高いため、それらを十分視野にいれたうえでの治療目標の設定が必要とのことでした。
日本糖尿病学会と日本老年医学会の合同委員会で血糖コントロール目標(HbA1c)が発表されており、これによると、患者の特徴や健康状態、特に認知機能やADLの評価に基づいて血糖コントロール目標を3つのカテゴリーに分類し個別に設定してあります。
フレイルの概念では口腔においてはオーラルフレイルという言葉がありますが、糖尿病と歯周病は関連があるので、オーラルフレイルの状態すなわち口腔機能の低下により血糖コントロールが悪化することがあるので、口腔機能の維持も重要であるとのことでした。 |