姶良地区歯科医師会主催
平成30年度 姶良地区歯科医師会学会のお知らせ
*姶良地区以外の先生方も受講可能です。
日時:平成30年12月1日(土) 15時〜18時
場所:姶良地区歯科医師会館 大会議室
霧島市溝辺町麓872-2 TEL:0995-58-4388
【会員発表】
「高齢化社会における総義歯作製において苦慮すること」
霧島市 さくら歯科クリニック 院長 稲田義久先生
【特別講演】
「有床義歯による口腔機能回復と向上・維持を目指して
〜ランクアップのための知恵と技.歯科医には歯科医にできることを〜」
東京医科歯科大学大学院 口腔機能再建工学分野 鈴木哲也教授
特別講演は歯援診に関わる施設基準「高齢者の口腔機能の管理」に該当します。受講証明書は鹿児島県歯科医師会会員(準会員含む)の希望者で遅刻早退が無い場合に発行いたします。
受講料:鹿児島県歯科医師会会員は無料 会員外の参加は有料(いずれも申し込みが必要です)
日歯生涯研修事業ICカードをご持参ください。
準備の都合上、11月21日(水)までに姶良地区歯科医師会事務局までお知らせください。
※定員になり次第受付終了いたします。 ご連絡先を必ずご記入ください。
<姶良地区歯科医師会 事務局 行> (FAX:0995−58−4389)
姶良地区歯科医師会学会に参加します。
( 歯科医師会) 氏名( )
ご連絡先電話番号( ) FAX番号( )
※受講証明書を(希望する・希望しない)どちらかに〇をご記入ください
<特別講演>
演題:「有床義歯による口腔機能回復と向上・維持を目指して
〜ランクアップのための知恵と技.歯科医には歯科医にできることを〜」
演者:東京医科歯科大学大学院口腔機能再建工学分野 教授 鈴木哲也先生
抄録:口から食べることの重要性がエビデンスベースで立証されつつある中、「オーラル・フレイル」という新たな概念から口腔機能の維持、回復が高齢者医療の重要な課題の一つとして取り上げられています。この「オーラル・フレイル」が懸念される要介護高齢者には無歯顎者も多く、しかもほとんどが顎堤吸収の著しい難症例であることから、総義歯臨床をより困難なものとしています。限られた器材と制約の多い環境の中で、どこまで治療介入が可能なのか、悩まれることも多いかと思います。このような背景からか、何か特別な道具、新しい術式を使わなければ対応ができないかのような喧伝もみられます。しかし、難しい場面こそ、実は特殊な道具に頼らず、基本に戻ったシンプルな対応が大切です。わざわざ難しく考え過ぎたり、些細なことに拘泥し過ぎたりしてはいけません。優先順位を意識し、捨てるべきは捨てる診療であるべきです。
そこで、超高齢社会に求められる義歯をテーマに、臨床にすぐに使える知恵と技を多数の症例写真とビデオを供覧し伝授したいと思います。「胃瘻よりも入れ歯」が重要で、そのためには「元気なうちによい義歯」を作っておくことが最高の介護予防になると確信しています。
略歴 1980年 東京医科歯科大学歯学部 卒業
1985年 東京医科歯科大学大学院 修了
1985年 東京医科歯科大学歯学部 歯科補綴学第三講座 助手
1997年 米国オハイオ州立大学 客員助教授
2001年 東京医科歯科大学大学院 摂食機能評価学分野 助教授
2005年 岩手医科大学歯学部 歯科補綴学第一講座 教授
2011年 東京医科歯科大学歯学部 口腔保健学科 口腔保健工学専攻 教授
2015年 東京医科歯科大学大学院 口腔機能再建工学分野 教授
<会員発表>
演題:高齢化社会における総義歯作製で苦慮すること
演者:さくら歯科クリニック 稲田義久先生
抄録:介護保険が導入され始めてからしばらくたったころの平成13年9月に開業し、18年目を迎えました。高齢化社会とよく言いますが、平成28年10月1日現在で高齢化率は27.3%だそうです。周囲には老健・特養などの介護老人施設や老人ホーム等も増えてきました。皆様もそうだと思いますが、私たちは、まだまだ高齢化率が上昇していく真っ只中で診療を続けていかなければなりません。高齢者、とりわけ要介護高齢者の治療では苦慮することが多くなってきております。総義歯も例外ではなく、その製作過程でも苦労します。患者・術者ともになるべく負担がかからないように、また、患者様が新義歯にできるだけスムーズに移行できるように、コピーデンチャーを利用した総義歯作製を行っておりますので、お話させて頂きます。
略歴:平成5年鹿児島大学歯学部卒業 神奈川県、鹿児島県霧島市にて勤務医を経て
平成13年9月 さくら歯科クリニック 開業
|